変わらぬ鼓動

たまに重なり合うような僕ら

新しいスタートに向けて

みなさま、2023年は大変お世話になりました。

今年も2023年を供養していきたいと思います。

 

2023年、いろんなことがありすぎて本当に疲れた。

 

個人の生活としても、オタクとしても、本当にいろんなことがありましたね。

1月には、星野源さんのReassembly に当選して、「いつかあなたに会える未来」になったことに涙しました。(2020年3月に開催される予定だったAssembly に当選していたので余計に嬉しかった)

 

4月には、坂本昌行さん主演ミュージカル「ザ ミュージックマン」を感激し、歌とダンスの上手さとスタイルの良さに顎が外れそうなほど驚きました。

見たかった景色なんじゃないだろうか〜ミュージカル「ザ・ミュージック・マン」感想〜 - 変わらぬ鼓動

 

10月、向井康二さん出演の朗読劇「ハロルドとモード」観劇しました。愛に年齢は関係ないとは言うものの、実際に待ち受けるものの残酷さややるせなさに落ち込んだり、それでも変わらなかった愛情の形に涙しました。

 

12月、Sexy Zone LIVE TOUR 2023 ChapterⅡ in DOME。友だちに誘ってもらい、京セラドーム公演に参加しました。

けんてぃーさんの「アイドルの神様は自分たちの方を向いている」という言葉に、彼らの向いている方向が見えた気がして、あぁ来年も、彼らを、事務所のタレントさんたちをずっと応援しようと思えました。

 

それ以外で今年あったことについて書こうと思うと、恨み辛み妬み嫉みが煮詰まりに煮詰まった特級呪物みたいなブログになってしまいそうですので、ここでは書きません。

 

何がなんでも選挙で落としてやるからな、覚えとけ。

 

 

 

2023年、Snow Manの3rdアルバム「i DO ME」に、「あいことば」という歌があります。

分け合い 喜び 想い合い

そんな "I love you"

そんな あいことば

今年も、Snow ManSnow Manに起こったたくさんの「喜び」をオタクと分かち合ってくれました。

 

アルバム出るよ!シングル出るよ!ツアーやるよ!

ドラマが決まった、映画が決まった、CMが決まった。

その度に「ファンの皆さんのおかげ」と言ってくれるのです。デビューしてからずっとです。

それは、彼らの努力と研鑽の結果に他ならない。

だからこそ我々は彼らを「応援したい、金を払いたい」と思うのです。

 

私はずっと、自分の力なんで微々たるもので、黙って無理せず応援することしかできないと思っていました。でもそれが、少しでも彼らの支えや力になれているんじゃないかと思えました。

 

だけど今年は、あまりに大きな力が立ちはだかってしまった。

そんな時に私は何ができたのだろうか、何もできなかったんじゃないだろうか。

日々理不尽に矢面に立たされる彼らに、権力も、法律の知識もない私にはなすすべがなく(何かできるとも私は思えなかったけども)、せめて彼らが温かいご飯を食べて温かい布団で眠れますようにと祈ることしかできませんでした。

 

どうなっていくんだろうという中でも、希望を与えてくれたのはずっと彼らでした。

次々に決定する新たなお仕事、増え続ける味方。これが、けんてぃーさんの言葉を借りるなら「アイドルの神様は僕達の方を向いている」状態に他ならないと思いました。

アイドルの神様を振り向かせたのは、他でもなく彼らの努力によるものです。彼らが得た知識や経験は、誰にも奪えない。

彼らはもう未来を見ている。これからどうすべきかを考えている。

 

だったら、それについていくしかない。

彼らがいる未来の方が、私の未来も明るいように見える。

 

2023年、みなさん、お疲れ様でした。

生き抜いてくれて、本当にありがとう。

 

2024年、少しでも幸多き事を。

ずっと応援させてください。

 

青い炎を燃やす人

本日5/17は、岩本照さん30歳のお誕生日です!!!

 

おめでとうございます!!!!!素敵な一年になりますよう心からお祈り申し上げます!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

さて、誕生日ブログも3年目となるわけですが、29歳の岩本さんの一年間は忙しかったですね。多分本人も、オタクも。

 

単独主演映画「モエカレはオレンジ色」に始まり、ブロードウェイミュージカル「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」での大活躍。そして数々の曲の振り付けに、ライブに、SASUKEに。

めでたくゴールデンに進出した「それSnow Manにやらせてください」第一回のダンス対決の振り付けに、座長の中のリーダーとして、幕を下ろした滝沢歌舞伎ZERO  Final。

 

この一年間岩本さんを見ていて、この人は常に、純度の高い青い炎を燃やしている人なんだろうなと感じました。

青い炎といえば、摂氏1000度を超え、安定している状態と言われています。かつ温度も高い。

Snow Manはみんな命を燃やしながら生きている人たちだと思っていますが、その中でも青く、安定した炎を燃やしているのが岩本さんじゃないかと、個人的に感じています。

 

その青い炎の原料はきっと「見ている人を楽しませたい」という真っ直ぐな気持ち。

その気持ちを、いろんな場面で受け取ることができた一年だったな〜と思っています。

 

例えば、「モエカレ」では、本人のポテンシャルを存分に発揮した消防士役。またその中にある「消防士への憧れ」と「本職の消防士に対して失礼がないよう」というリスペクトの気持ち。

 

「キャッチミー」では、本人のもつチャーミングさを存分に発揮しながら、音域を広げたという本人の努力。

 

ダンスに溢れる、見ている人が性別や特性を問わずに楽しめるように、という気持ち。

 

滝沢歌舞伎ZERO Finalで見た、伝説を作った先輩と、伝統芸能に対する敬意。そして、演舞場内も、映画館で見ている人にも届けようとする意気込み。

 

その根底にあるのはきっと「自分が楽しむことが、他の人にも『楽しい』を伝播させる」という本人のポリシーなんじゃないかと思います。

『それSnow Manにやらせてください』第一回放送で見た「楽しむこと」を伝えた姿勢にあるように、おそらくそこに「他者を負かそう」という気持ちはないのです。

目一杯楽しんだ、その結果、勝った、もしくは負けた。

岩本さんにとって勝敗はきっと結果論でしかないんだろうなと思います。

 

勝ち負けは、岩本さんの青い炎にとって重要なものではないんだな〜と思います。

あくまで「楽しむこと」「楽しませること」が原料で、その気持ちがある限り、岩本照という人は「揺らがない」んだろうなと思います。

 

だからこそ、それスノ第2回のプロレス挑戦では、(体力的な面はもちろんあるだろうけど)炎が揺らいでいる感じがしてちょっと興奮した(コラー!!!)

 

楽しませるためなら努力を惜しまないし、その努力すら楽しむことができる。

「キャッチミー」のボイストレーニングなんてその現れではないでしょうか。最近歌番組見てても本当に上手いもんね…。揺らがないし…。

「努力する者が楽しむ者に勝てるわけがない」という刃牙の言葉がありますが、岩本さんはまさに「これ」の人だと思います。

だって筋トレを日常生活の中でやる人だから。ジムとか必要ないんですよ(行ってるとは思うけど)

意味わかんなくない?

 

私のような凡人には、意味がわからなくて当然なんだと思います。私はやっぱり「努力」しないと筋トレ続かない人なので、楽しんでトレーニングができる人に敵うわけがないんですよね。

「楽しむ」にもっていける事は、ある種の才能であり、限られた人しか辿り着けない境地なんだろうなと思います。

 

 

去年のブログでも話したかもしれないけど、岩本さんは「楽しむ」人だけど、休みを知らない人ではないので。休むことも肯定できる人だと思います。

ブログで「無理だと思ったら立ち止まって。そうすればまた歩ける(意訳)」と語ってくれたこと、ずっと忘れないし、ことあるごとに思い出したい。

私はこの言葉に、勝手に救われていくんだろうな〜と思っています。

でも同時に、言ってくれた本人も折に触れてこれを思い出せますように。

上手なはずなので心配はしていないですが、貴方の青い炎が灯り続けるよう、たまには休んでくださいねと思うばかりです。

 

 

前々から30歳が楽しみだと語っていた岩本さん。

貴方の「30代」として生きる歳月に、幸多からんことを。

高みへ昇る貴方に振り落とされないように、私も頑張ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

愛と呪いは紙一重

Snow Man、出演者の皆さん、スタッフの皆さん、

滝沢歌舞伎ZERO Final 大千穐楽お疲れ様でした〜!!!

無事の終幕、おめでとう。そして、一人でも多くの人にとライブビューイングを開催してくれて、ありがとう(大号泣)。

 

私はついぞ、新橋演舞場滝沢歌舞伎ZEROを見ることは叶わなかったし、あのドカ桜を浴びることも出来なかったけど、映画館のスクリーン越しに、Snow Manのアチアチ魂、しかと受け取ったと自負しております(怖)。

 

ライビュがなければ新橋演舞場に生霊飛ばしてたかもしれんし

 

 

 

さて、私は2020年6月ごろからのいわゆる新規?のオタクなので、2019年の滝沢歌舞伎ZERO、それ以前の滝沢歌舞伎(滝沢演舞城)についてはほとんど知らないのですが、今回のFinal、とても楽しかったです。

何よりあの歌舞伎オムニバスシーン、なにあれ。

男と女の舞でめちゃくちゃ狂った人間(私)、櫓のお七と道成寺と大蛇で声あげそうになっちゃった。白拍子花子の阿部さん、私が身請けしてはダメでしょうか…。

 

それぞれの演目についての感想も書きたいんですけど、とんでもない分量になりそうなので、総括としての感想だけ。

滝沢歌舞伎ZEROというのは、やはり「愛」がテーマなんだなとひしひしと感じました。滝沢歌舞伎という歴史への愛、それを応援してくれた人への愛、そして何より、創始者であるタッキーへの愛。

愛に溢れた演出と、愛を伝えるべく丁寧に、懸命に、死ぬ気で舞台に立っていたであろうSnow Manたちの姿には、滝沢歌舞伎の歴史に疎い私でも胸を打たれるものがありました。

しかも、その「愛」の一つに主君への忠誠という「愛」が出てくるんですよ。

 

Snow Manって赤穂浪士やったんかも……

 

この場合の主君が誰になるか、というのは一旦傍に置くとして、Snow Manの中に「大切な人のために身を呈する愛」という思想が見えてすごく興奮しました。

殉死、というと現代では忌避されがちかと思いますが、過去には「あった」ものなんですよね。もちろん自分の意思ではない殉死も数多くあったと思いますが、自ら愛する人の後を追うこともあったはず。

 

それでもSnow Manは、未来へとその愛を繋げる選択を、最終的にはするのです。仇討ち、Maybe、男と女の舞、歌舞伎オムニバス、さまざまな形の「愛」を描きつつ、それでも最後には「変わらない日が いつかはきっと 大切に思えるから みんなで歩こう WITH LOVE」と、愛と共に歩もうと歌います。

 

これが、Snow Manの出した滝沢歌舞伎の幕引きと、最終的な結論なのではないかと思えてならないのです。

タッキーが、滝沢歌舞伎がくれたたくさんの経験と愛を胸にこれからを歩もうという、未来へ繋ぐ意思なのではないかと思います。

 

 

 

タッキーは「桜は散るのではなく舞う」と。これを滝沢歌舞伎ZEROの命題とし、Snow Manに課したのだと思っています。

 

これってとんでもない呪いだと思う。

 

愛ほど歪んだ呪いはないと、某五条先生も話していましたが、タッキーがSnow Manに与えた愛と「舞う」というキーワードは、滝沢歌舞伎ZEROにおけるSnow Manに、大きな力と、「束縛」を与えたんではないかと思うのです。

桜が散る瞬間というのは、言ってしまえば桜が土に還る瞬間でもある。それはすなわち、桜の最期でもあると思います。我々は桜が散る瞬間まで「美しい」と思いますが、それと同じではないかと思うのです。

最後の最後まで美しくあれと、命を振り絞って舞いながら人々に感動を与えよと。組曲はまさにその姿をありありと表すものだと思っています。(FinalでいうとMemoriesにあたるのかもしれない)

叫びながら、手足がちぎれそうになりながら踊るSnow Manの姿に、確かに人は感動します。

滝沢歌舞伎ZEROで、Snow Manはその業を果たしたのではないかと思います。

 

 

Memoriesは、「桜は散るのではなく舞う」という力と呪いを得たSnow Manが、いかにしてその「呪い」を力に変えたのかというストーリーにも見えました。加入組、特にラウールさんは、15歳で先輩たちが長年やってきた舞台に参加することになり、その場で0番に立ち、文字通り満身創痍の中舞台に立つことを選んでくれた。

力になったのは、紛れもなくお兄さんたちだと思います。

(それもあってWITH LOVEで心底楽しそうに「ありがとうと言えるよ目の前の君にまっすぐ届けたくて」と歌うラウールさんでめちゃくちゃ泣いてしまうし、その後ろでとても優しい顔で「ずっと僕らは同じ道行けることを信じてる」と一緒に歌う岩本さんと渡辺さんでまたべしょべしょに泣いてしまう)

 

滝沢歌舞伎ZEROは、タッキーからの呪いであり、力だと思います。

そしてSnow Manは、それを感謝と敬意に変えて返した。

Snow Manは、タッキーが始めたものを、タッキーの名前を引き継いで、タッキーの名前を冠したまま幕を下ろしたのです。おそらく、彼らが最善であると考え抜いた方法で。

なので、最後くらいどこかで見ていてくれたらなと思います。折本里香かて最後乙骨に会いにきたし。

 

滝沢歌舞伎という不思議な舞台で、不思議な縁に結ばれた9人が、感謝と愛を持って自らその舞台に幕を下ろす。そんな行幸に、ほんの少しでも会えて幸せでした。

来年から「春の踊りは〜」を聞けなくなるのはきっと寂しくて、桜を見るたびにきっとひらりと桜のことを思い出すだろうし。これもある種、私がSnow Manにかけられた呪いなのかも知れません。

それでも、舞台の上で命を燃やしたSnow Manを忘れることはない。

 

最後に、その瞬間に命を燃やすSnow Manの姿を見れて良かった。

なんやかんや言いましたが、私は滝沢歌舞伎もタッキーもSnow Manも大好きです。

間違いなく伝説であったこの舞台、その歴史のほんの一部にでも立ち会うことができて嬉しかったです。

円盤化待ってます。

春の踊りは、よ〜いやさぁ!

 

 

 

 

 

見たかった景色なんじゃないだろうか〜ミュージカル「ザ・ミュージック・マン」感想〜

こんにちは〜!泡です。

 

ザ・ミュージック・マン、観劇してきました〜!坂本昌行サイコー!!!!!!!

 

私はもともとV6が好きで、坂本くんが歌もダンスもめちゃくちゃ上手くて顔が米粒しかなくて脚が8mあることはしってたのですが、生で見る坂本昌行、想像を超えてきました。

群衆の中から一言発した時の「圧倒的主人公」を感じさせる声。劇場に曇りなく響き渡る

歌、軽やかなダンスと、堂々たる立ち姿。

坂本くんが演じた「ハロルド・ヒル」は、いわゆる「詐欺師」なのですが、雄弁に朗々と語る姿は、彼の話に異様なまでの説得力を持たせるのです。

 

(ここからめちゃくちゃネタバレを含みますので、見たくない人はブラウザバックで!)

 

舞台は、アイオワ州リバーシティという架空の街。リバーシティの人々は、「頑固で偏屈者」と言われていました。「セールスマン」のヒル教授の呼びかけにロクに答える人はいない。

そこで彼が目をつけたのが、「ビリヤード」です。

(ちなみに劇場では、キーワード集というチラシがもらえます。耳慣れない単語も多く、また歴史背景の理解にもつながりますので、もらっておくことをおすすめします!)

ビリヤードは当時はギャンブルとしての要素が強かったそうで、それが青少年には悪影響だと、ヒル教授は説いて回ります。そのためにどうするか、そう、バンド(マーチングバンド)を作ろう!と、ヒル教授は人々の説得を試みます。

 

しかし、所詮ヒル教授は「詐欺師」。本人は楽器の演奏も、楽譜を読むことも出来はしない。楽器と教本、マーチングバンドのユニフォームを売りつけてトンズラする算段なのです。

しかし、彼の話術と音楽の魅力に、リバーシティの人々は心惹かれていきます。楽器を載せた馬車が来ることをとても喜んでいるように。

最後までヒル教授を疑っていたマリアン(花乃まりあさん)も、彼の姿と、彼によって話すことを厭わなくなった弟(ウィンスレップ)の変化によって、ヒル教授に心を許します。

ところが、ヒル教授の詐欺によって、他の州ではセールスマンの信用は地に落ちていました。ヒル教授のせいで商売上がったりのセールスマン、チャーリーカウエル(藤岡正明さん)が、リバーシティにやってきます。そこで彼はヒル教授の正体をバラす手紙を町長に渡し、ヒル教授を追放しようとします。

 

詐欺師であることがバレてしまい。町議会で壇上に晒し上げられるヒル教授。町の大人たちは、金を返せ、子どもまでいなくなったと、ヒル教授を糾弾します。

そんな中、マリアンだけは、ヒル教授のおかげでリバーシティは変わった。これは喜ばしいことではないか。その立役者であるヒル教授を断罪するのはどうなんだと、人々を説得します。

確かに、木枯らしのように冷たいと言われたリバーシティには活気が溢れ、人々も音楽やダンスを楽しむようになっていました。

そこにやって来るのが、マーチングバンドのユニフォームと、買ったばかりの楽器を携えた子ども達。拙いながら彼らは、ヒル教授に教えられたト長調のメロディを奏でます。その中心にいたのは、マリアンの弟、ウィンスレップがいました。

その後、ヒル教授を指揮としたリバーシティの人々によるマーチングバンドの演奏で、ミュージカルは幕を下ろします。ざっくりとした概要はこんな感じ。

 

ラストシーン、子どもたちがマーチングバンドを組んでやってくるシーン。ヒル教授は壇上で、驚きとも感動ともつかない表情をしています。

それを見た時、あぁ、これってもしかしてヒル教授が見たかった光景なんじゃないかと思いました。自分が「売った」音楽が、人々に浸透していく。他の町ではうまくいかなかった(儲けにはなったけど)ことが、リバーシティで叶ったのです。

ヒル教授は音楽で青少年たちを守れると人々に説きました。

でも、音楽によって救われたのは他でもない、ヒル教授ではないかと思うのです。

彼は「詐欺師」ではなく、「音楽の先生」になったのです。マーチングバンドの先頭で、羽のついたシェイコを被り、指揮棒を振る姿。彼が本当に望んでいたことはこれではないかと思わせる表情を、坂本くんはするのです。

何より、坂本くんが音楽を楽しんでいることが一曲一曲から伝わってきて…。特に、76本のトロンボーンでは、キャストの皆さんと歌い、踊り、音楽の楽しさを伝えます。その姿が、ヒル教授は音楽を商売道具としつつも、でも本当は誰よりも音楽のことが好きで、本当はその素晴らしさを伝えたいと願っているのではないかと思わせます。

 

因みに劇中で、4人の身元調査官にヒル教授がバーバーショップカルテットを教えるシーンがあります。「アイスクリーム」でハモらせていくのですが、そこが学校へ行こう!の「イルカ見たい」でハモる姿に重なってちょっと笑ってしまいました。

 

純粋に音楽を楽しむことって素晴らしいと思わせるミュージカル、『ザ・ミュージック・マン』めちゃくちゃ楽しかったです!坂本昌行はやっぱり希代のミュージカルスターだ!

 

www.tohostage.com

 

 

 

 

生きていて良かった 2022年

こんにちは!泡です。

もう12月ですね。あっという間に一年が終わってしまうということで、今年も2022年を振り返っていきたいと思います。

 

2022年も、Snow Manのこと大好きだったな〜!!!!!!!!!

 

今年、私が一番大きかったのは生で動いているSnow Manの姿を見れたことだと思います。

ありがたいことに、岩本さん主演ミュージカル「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」を観に行けて、ライブツアーにも行けました。感謝の一年です。

さらに今年は映画もドラマもバラエティもラジオもあって、365日生活にSnow Manがいたような気がします。いや多分いたな、見ない日なかったもんね。

一年目より二年目、二年目より三年目が忙しいって素晴らしいことだし、本当にありがたい。そして、どんどんSnow Manを認知している人が増えている印象があって、スターダムを駆け上がっているんだなぁ…と感動しました。

みんなsilent見てるもんね。

 

2022年、みんな働いてたけど特に働いていたなぁという印象があるのが、岩本さんと目黒さんです。岩本さんは上半期、目黒さんは下半期(〜23年3月まで)、本当に忙しかったと思います。休めるタイミングがあるといいな。

 

岩本さんは映画「モエカレはオレンジ色」に始まり、ミュージカル「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」を、全公演やり抜かれました。キャスト一人欠けることなく。プロ根性。

「キャッチミー」はバカデカ感情のままにブログ書いたのでそちらも読んでみてください。

 

utamaro.hatenadiary.jp

 

当時の雑誌を読んでいると、映画のプロモに舞台の稽古に振り付けもあって結構いっぱいいっぱいになっているのかな…と思ったりもしましたが、心配するまでもありませんでした。

仕事はきっちりするけど、自分のキャパシティをきちんと理解していて、無理なものは無理と言える。ただし、その代わりの案が出せるってすごく信頼できるなと思いました。

 

そして私にとって欠かせなかったのが、10/20放送の「Snow Manの素のまんま」にて、リスナーさんからの「お店の店員さんのことが気になっているが、連絡先を聞くにはどうしたら良いか」というお便りに対して、次々にこうしたら?などの提案をする深澤さんと岩本さん。その時にさらっと

「相手が女の人かもしれないしね」と。

 

だから私はアンタが好きオブザイヤー2022、受賞です。

 

こんなに何事もなく、「お便りの主もその相手も女性である可能性」を伝えられるのって、すごく希望だし、自分が好きな人がそういう前提を持っていてくれることが、とんでもなく嬉しかったのです。(そしてそれに対して即「そうかもしれないね!」と同意する深澤さんもめちゃくちゃ救いだった)

岩本さんは度々、「好きになるのに性別も年齢も関係ない」と言ったような趣旨の発言をすることがありますが、多分そこにジェンダー的な知識ってないんじゃないかなと思うのです。(ないことはないと思うけど、学問的に学んだことはないと言う意味で

好きなものは好き、そこに性別も年齢も関係ないという本人の前提が、自ずと「女性かもしれない」などの発言につながるのだとしたら、本当に希望しかない。Snow Man全員に通じることかもしれないけど、自分の「好き」を大切にすることが、人の「好き」を大事にすることでもあると、肌感覚で知っているんじゃないかと思います。

だからこの発言を聞いて、私は岩本さんのことが心の底から好きだし、アイドルとかそういう視点を超えて、人間として尊敬できるし信頼できるなと思いました。

あとはJohnny's webで更新された「けんしげひーの仲良し旅」、岩本さんがSnow Manにいる時とはまた違うリラックスした顔で話していて、依存先(といえば語弊があるかもしれませんが)が沢山あるんだなとホッとしました。有料コンテンツなので詳細は控えますが、ケンティーもしげも、ベクトルは違えど岩本さんと似たような熱量で仕事に向き合っていて、自分がこれからやりたいことが明確に見えている。3人ともロマンチストだなと思いました。そのロマンをなんの照れもなく語れること、茶化すことなく本気で称えあって、鼓舞できる。すごく素敵な関係性ですよね。けんしげひーよ永遠なれ。

また先ほどの「女の人かも」発言につながるのですが、岩本さんが自分の「好き」を大切にするのは、おそらく自分の「好き」を否定された経験があるからではないかと思います。「パンケーキはご飯じゃない」と言われたり、「まだタピオカ飲んでるの?」と言われたりするたびに、岩本さんの心の柔らかい部分に小さくはない傷がついて来たのかと思うと…。

こんなふうに接されて、傷ついてきた経験がある人だからこそ、人の好きを大切にするし、「変わっている」を褒め言葉として使うことができるんだと思います。

 

 

そして下半期忙しかった人、目黒さん。

朝ドラ「舞いあがれ!」、木曜ドラマ「silent」、そして映画「月の満ち欠け」、さらに3月に公開される「わたしの幸せな結婚」

一億総目黒担計画?

全国民、全年齢層に現在進行形でその名を知らしめている目黒蓮さん。silentお疲れ様でした。ゆっくり休んでね。でもこれからもっと仕事途切れなくなるんだろうな〜。

私のTwitterの別アカのフォロワーさん(非ジャニオタ)が「目黒くんって繊細な出力のお芝居をする」とおっしゃっていて、いいね超えて抱きしめに行きたくなりました。

そう、そうなんですよ。目黒くんのお芝居は『繊細』だと思うんです。silentや月の満ち欠けは、画面としての起伏がそんなに大きくなく、さざ波と凪が繰り返すようなドラマ/映画だと思うのですが、目黒くんのお芝居の出力ってそこに照準があっているんだろうなと思うのです。

目の動き、伸ばしかけた手、何かを言いかけてつぐんだ口。つぐつく目黒くんは映像向きのお芝居をするなぁと思います(舞台などが向いていないという意味ではなくて)。繊細な出力だからこそ人はその一瞬一瞬の動きを逃すまいと追いかけるだろうし、その感情の「揺らぎ」に、心打たれるんだろうなと思います。目黒くんは銀幕のスターになるだろうし、有名な賞を総なめにする日も遠くないんだろうなと思っています。

そしてその目黒蓮錚々たるキャリアの中に「松野チョロ松」が輝くと思ったら楽しみすぎる。

目黒くんは今の活躍ぶりからみてわかるように、まさしく「時代の寵愛」を受けている人だと思います。でも本人はきっと、時代より自分を見てくれている人に愛されたいと思っている人なんじゃないかとも思います。

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星野源の歌に「くだらないの中に」という歌があります。その歌詞に

僕は時代のものじゃなくて

あなたのものになりたいんだ

とあります。この感覚を持っているの、すごくない?これだけ時代に愛されつつ、でも地に足のついた人。時代はその時が過ぎれば放り出されてしまうかもしれないけど、愛してくれる人に真摯に向き合っていれば、小さくても長い時代が続くのだと知っているのです。

 

 

特に働いていたという印象でまず岩本さんと目黒さんを上げましたが、みんなもめちゃくちゃ働いていたので簡単に振り返って行こうと思います。印象的だったものを上げていくので、「これもやってましたよ!」っていうのがあった場合はぜひご自身で振り返ってみてください。楽しいよ。

まずラウールさん。ラウールさんはもうパリコレを抜いては語れないでしょう。

6月末に叩き起こされました。「ラウール パリコレ出演」夢を叶える初速が速すぎる。スタートダッシュからトップスピードなんですよ。

実際のランウェイの映像もYouTubeで見れます。ぜひみてほしい。


www.youtube.com


www.youtube.com

 

これ見てると、もう確実にラウールさんはヨウジヤマモトに気に入られたんじゃないかなと思いますよね。個人の感想です。

しかもラウールさんはこのパリコレ出演を「デビュー戦」と言ったんですよ。まだ満足してないんですよ。ご時世的に移動は難しく、日本からの出演となったものもあったのかもしれませんが。ラウールさんは実際にパリの地を踏むまで自己研鑽を積むんだろうなと思います。食事制限、体型管理、表現力…、その全てがパリにつながると信じて。そのためにどんなプロモーションが必要かもわかっている。

まだ19歳ですよ。(私が19歳の頃何やってたか考えたら消えたくなりました。)

ラウールさんは自分が商品であると理解しつつ、その価値をいかに高めるかを常に考えて生きているんだろうなと思います。それをメンバーを含めた周りの大人に話していることも、大人たちがそれを応援してくれていることもとても嬉しい。

同時に、ラウールさんはいつか絶対にパリに行くし、イタリアにも行くし、メットガラにも行くと確信させるような信頼を抱かせる人だと思います。アナ・ウインター見てる?今ならまだ間に合うよ(何様)。

ラウールさんの輝かしい未来が見たい。そのために生きたいと思わせる人だと思います。

 

 

続いて、向井さん、阿部さん。この二人は今年、新たな一面を見せてくれた人だなと思います。そう、ドラマ出演です。

www.oricon.co.jp

mdpr.jp

特捜9、めちゃくちゃ昔のことだと思ってたけど今年なんですよね。

特捜9は相棒や科捜研の女と並んでテレビ朝日の中で歴史の古いドラマです(前シリーズの警視庁捜査一課9係シリーズから含めて)。

もしかしたらいわゆるSnow Manのファン層が見るドラマではないかもしれないけれど、その枠が好きな視聴者は必ず見るドラマだと思っていて、その枠が好きな家族と、康二くんが好きな人の会話の架け橋とかになったんじゃないかと思います。

何より、出演者の皆様に可愛がられているのが見てとれて…(泣)。先輩のイノッチはもちろん、同じシーンが多かったであろう津田寛治さんや羽田美智子さん、吹越満さん、田口浩正さん。いろんな人に可愛がられてお仕事をしてることがよくわかって。長く続くシリーズに突然入るって、私の想像が及ばないほど色々なプレッシャーや声があるんだろうなと思うのですが、同じ仕事をしている人に受け入れられていることが、少しでも「仕事が楽しい」につながればいいなと思います。

 

そして阿部さん。NICE FLIGHT!で演じた「夏目幸大」は、阿部さんのためにあるような役でしたね。気象予報士の資格を持っていて、語学が堪能。飛行機の離発着の際には「いってらっしゃい」「おかえりなさい」などの一言を欠かさない。阿部さんやん。一生のうちこんな役に出会えることって、どれくらいあるんでしょうね。

夏目くんの存在に説得力を持たせていたのは、何より阿部さんの持つ「知性」と「柔軟なやさしさ」だと思います。ライブ毎にブログで「〇〇に来てくれたキミ、ありがとう」と伝えてくれる阿部さんが、夏目くんとして離陸する飛行機に「いってらっしゃい」と呟く姿。なんの違和感もないじゃないですか。もしジャニーズに入っていなければ、こんな風に毎日飛行機を見送っていたんじゃないかと思わせる。自分の好きな人の「IF」の一面が見れたという点で、NICE FLIGHT!の阿部さんが好きでした。

 

宮舘さん。2022年はこの人のことが恐ろしくなった一年でした。心臓に毛が生えているどころではない。心臓にチュパカブラ飼ってる。

ラヴィットでキョロキョロニコニコ、ボケたいけどボケられない…みたいな顔をしていたことを悠久の昔に感じるほど、芸人に嫌がれるくらいボケるようになった宮舘さん。「宮舘タイム」をライブ会場だけではなくお茶の間にも浸透させた宮舘さん。「宮舘を添えて」がCMに使われた宮舘さん。

デビューから2年、迷いもあっただろうけど信じて続けてきたものが文字通り「花開いた」一年だったと思います。地道に水をやり続けてきた芽に、向井康二という名のバチ効き成長剤が注入されて、細い茎が屋久島の杉くらいになりましたね。師匠がIPPONで震えている中、「普通のことをゆっくり言う芸」(芸ではない)で見事二回もIPPONを勝ち取った宮舘さん。わたしはダテ様の独壇場に、外野からメンバーや芸人さんがガヤを入れる絵が大好きです。先日(12/29)放送された「ゴールデンラヴィット!」。数多の歴戦猛者の芸人すら事故らせる恐怖の「アニマルパラダイス」にて、「舘タイム」を炸裂させた宮舘さん。

人類は、アニマルパラダイスに対抗する手段を得たのです。

2023年、どんな心臓の毛生えっぷりを見せてくれるのか、今からとても楽しみです。

まずは「新春大歌舞伎 SANAMORI」行かれる方は楽しんでくださいね!

 

渡辺さん。今年も一年ずっと求婚してました(?)

渡辺さんもドラマ出演にバラエティ出演に、美的のベストビューティマン受賞。

www.biteki.com

渡辺さんが撒いた種が、花開いた一年だったのではないかと思います。ananのモテコスメ特集の表紙を飾ってから2年。どうですかこの表情の違い。

ananの時は、自分はこれからこの道(=美容)を極めるというような、ある種覚悟と決意に満ちた顔をしているのに対し、美的の表紙は柔らかく、余裕のある、まろやかな笑みをたたえています。

www.oricon.co.jp

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いろんな施術やスキンケアを経て、自分のロールモデルを捉え直し、自分のありたい姿に向けて行動するようになった渡辺さん。肩も背中も大きくなって、Tシャツの似合うスタイルになった渡辺さん。食に興味を持つようになり、お鮨のランチコースを食べるようになった渡辺さん。イブには仕事終わりにジムとサウナに行き、タクシーが捕まらないことに憤ったりせず、イルミネーションを眺めるカップルを「いい顔をしてた」と見守る渡辺さん…。

tokyo-calendar.jp

東京カレンダーでも語られていますが、渡辺さんの柔らかな色気の根源は「余裕」にあるのではないかと思います。

仕事が充実していて、食を楽しむ余裕もできた。これが色気じゃなくてなんだと言うんですか。その余裕は、デビュー前の渡辺さん、27歳、28歳、29歳の渡辺さんが積み上げてきたものです。35歳、40歳の渡辺さん、大変なことになっているんじゃないだろうかと思います。楽しみです。

 

佐久間さん。ラジオ開始にアニメレギュラー出演に突然の金髪に猫さん。今年も設定過多の一年でした(?)

何より私の中で一番大きかったのは「猫さん」ですね(←そか)。ラヴィットにて突然の「子どもがいる」発言。ハイハイ次はなんのアニメかな…と思ったらまさかの保護猫さん二匹を引き取ったと。

本人から話が出てくるたびに、この人は「命」に対して真摯に、対等に向き合っていることがわかりました。家を空けることが多い仕事柄、猫さん二匹で一緒に遊べるようにとか、自動で餌が出てくるブリーダーをブラックフライデーで買ったりとか、ペットカメラで猫さんの様子を逐一見ていたりとか…。ルンバも猫さんの生活を豊かにするために購入したんじゃないかなと思います。

生き物と暮らす責任を感じて、この人は本当に動物を愛しているんだなと思いました。ツナシャチ、佐久間さんに引き取られて本当に幸せだと思います。新たな猫生を歩み始めたツナシャチに、佐久間さんに幸あれ。

あと金髪のお仕事も楽しみにしています。怖い。

 

深澤さん。この人は本当に人の懐に入るのが上手いですよね。気づいたら有吉さんにもバナナマンのお二人にもめちゃくちゃ可愛がられてたし…。

なんとなくなのですが、深澤さんが可愛がられる所以は「一生懸命さ」だと思ったんですよね。いつかもこの話した気がするな。「一生懸命さ」はSnow Man全員が持っているものだと思いますが、特に深澤さん(渡辺さんもかな?)は、「大汗かきながら一生懸命やっている」のが伝わるからだと思います(他のメンバーももちろん汗かいてると思うけど)。

特にバラエティの分野で活躍している印象が強い深澤さんです、初めての現場や初めての共演者の方と一緒だとたまーに警戒心の強いネコチャンみたいになってる時ないですか?それが有吉さんやバナナマンのお二人の前だとお腹さらけ出してゴロニャーンってしてるように見えるんですよ。これは幻覚かもしれませんが。

深澤さんがゴロニャーンとお腹をさらけ出すことによって、Snow Manの業界内での認知って確実に上がっていると思っています。みんなそれぞれ、SASUKE、アニメ、美容など、自分の得意分野があって、その場に名前を売っていくのは得意だと思います。その中で、横のつながり(ジャニーズ内外を含め)を担っていくのは深澤さんじゃないかと思います。

 

ハイ。印象的だったことを振りかえりました。

でももっともっといろんなことがあったし、本人たちにしかわからない嬉しかったことも、楽しかったこともあると思います。でも私はSnow Manのことが、去年よりもっと好きになった一年でした。

8月、キャッチミーイフユーキャンの観劇前、豊川稲荷に行きました。せっかくなら絵馬を書こうと思って、でもあんまり俗っぽい願い事はよくないかも…、でもSnow Manにも自分にも共通するようなことを…。と思って、

 

無病息災、とまではいかなかった一年だったけれど、Snow Manの願いが叶えばいいなと思っっていました。振りかえれば、有観客でライブができて、観客の声も聞けて。勝手ながらSnow Manの願いが叶ったんじゃないかなと思います。

かくいう私も10月6日のスノラボ横浜公演に入ることができて、持ったうちわがこちら。

私の現場に入りたいという願いが叶ったので、このうちわにしました。気づいてくれたかは問題ではなく、私の願いが叶いましたという木簡のようなものなので、自己満足です。

 

来年も、Snow Manの願いが沢山叶う一年になりますように。

来年も、Snow Manの活躍をたくさん見られる一年になりますように。

2022年、ありがとう。2023年、対戦よろしくお願いします。

 

危うさと幼さのぶつかり稽古 ミュージカル「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」感想(ネタバレあり)

こんにちは!また毎日暑いですが皆さんいかがお過ごしですか?

8月13日 夜公演 THE MUSICAL  Catch me if you can

ありがたいことにご縁があり、観劇してきました✈️👨‍✈️

本当に、本当に、すごくよかった。私事ですが、初のミュージカル観劇、初のSnow Manの現場、初の生自担が「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」で本当によかった。0番に立つ推しのこと、絶対に、死ぬまで、忘れないと思います。おばあちゃんになっても「あの時のひかるは本当にかっこよくてな…」って孫に話すと思う。

 

言いたいことはたくさんあるのですが、私が特に感動した点について、ブログを書きたいと思います。記憶が新鮮なうちに血眼で書いてるので、ところどころ日本語がおかしいかもしれませんがご容赦ください。

タイトルにも書いた「危うさと幼さのぶつかり稽古」。私の感想を一言でまとめろと銃口を突きつけられたら、この感想になると思います。そして、この「危うさと幼さ」を生み出していたのは、何よりも岩本さんだと思います。

 

 

注意①:このブログは自担ヨシヨシブログなので冷静な感想が読みたいと思った方はブラウザバックしてくださいね!

(注意②:このブログはガンガンネタバレしています。これから観劇予定の方、ネタバレ見たくない!という方はすぐブラウザバックしてください)

 

 

 

ミュージカル観劇に際し、映画版「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」を見ました。個人的な感想ですが、岩本さんのフランク・ジュニアは、ディカプリオのフランク・ジュニアより「幼さ」を感じました。それが映画/舞台による違いなのかはわかりませんが、大人びていてスマートなディカプリオのフランク・ジュニア、幼くてピュアで素直な岩本さんのフランク・ジュニア。どちらもすごくチャーミングでしたが、舞台上では岩本さんのキュートネスが、フランク・ジュニアとして遺憾なく発揮されていました。CA(当時はスチュワーデス)に囲まれてデヘデヘする姿、シェリル・アンの「お誘い」にドギマギする姿、父親の話に目を輝かせる姿、ブレンダに恋をした時の表情、変わってしまった父親に涙をこぼす姿…。

瞬間ごとに表情がコロコロ変わり、感情のままに伸びやかな手足が躍動し、こちらの心も揺さぶられるような声色で歌う岩本さんの姿が、チャーミングでピュアなフランク・ジュニアを作り出していました。フランク・ジュニアは「人たらし」と呼ばれていましたが、その根っこにある素直さ、ピュアさは岩本さんに通じるものがあるのではないかと思います。真面目で一生懸命で素直な岩本さんの素地に、フランク・ジュニアの頭の回転の速さと幼いゆえの愛嬌がプラスされて、それはもうとても、段違いに魅力的な人物になっていました。あれに「たらされん」人はおらん。

また、フランク・ジュニアの幼さと純粋さが、危うさも作り出していました。嘘がバレるのではないか!?とヒヤヒヤするような危うさ。男女を問わず、関わる人全てを自分の中に取り込んでしまうような危うさ。そして、幼さと無邪気さゆえの、残酷さ。

例えば、ストロング家に挨拶に行くシーン。ブレンダの父親、ロジャー・ストロングに「本当の君を教えて欲しい」と言われ、「僕は医者でも弁護士でもない、何者でもない。ただのブレンダに恋をする子ともだ」と、白状するシーン。紛れもなく本心で、嘘の告白でもあるのです。ただその瞳は真っ直ぐで、嘘だらけの会話の中で、フランク・ジュニアのあの言葉だけは本物でした。だからこそ、ロジャーの心に響き、「君はロマンチストだ!」と、ブレンダとの仲を認めてもらえたのだと思います。

また、フランク・ジュニアの幼さと無邪気さゆえの残酷さ。フランク・ジュニアの「家族でまた一緒に暮らしたい」という無邪気で切実な願いと、「お金があれば」という純粋で単純な「解決策」が、フランク・ジュニアを突き動かしたのです。

でも、家族ってそんなに単純なものじゃない。

お金が離婚の原因の一つではあるけれど、お金だけで家族を取り戻すことはできないのです。そこに気がつかないのはフランク・ジュニアがまだ「子ども」である証拠。フランク・ジュニアの純粋な願いが家族を動かし、そして壊してしまった。

フランク・ジュニアは、両親、特に大好きな父さんに褒めてほしかったのだと思います。僕はパイロットになって、世界中を旅して。父さんと母さんをどこへだって連れて行ける。街を歩けば道ゆく人はみんな僕を振り返るし、女の子からだってモテモテだ。お金だってたくさん稼げるようになった。住み慣れた家も、キャデラックも、全部僕が取り戻してあげる。だからもう一度、僕に二人のダンスを見せてくれよ。成長した姿を見せたくて、父親の前で少し背伸びをして語るシーンは、全身からこの気持ちが溢れているように感じました。

スマートに振る舞っているように見えて、実はとても子ども。息子が背伸びをしていることに、フランク・シニアは気づいていたでしょうか。子どもでありながら、子どもでいることを許されなくなったフランク・ジュニア。その姿に、フランク・シニアは何を感じたのでしょうか。申し訳なさか、不甲斐なさか。息子が鮮やかな人生を送る姿に、フランク・シニアはわずかな羨望を抱いたのではないでしょうか。

そしてその羨望は、自分の理想の父親像の崩壊の瞬間でもある。酒に溺れ、帰る家はない。愛した妻も、隣にいない。自分はもうミルクの中で溺れ死ぬのを待つだけ。そんな自分の隣で、バターの中を這い上ってまた人生を歩み出したネズミがいる。そんなネズミを見て、フランク・シニアは何を思ったのでしょうか。ハンラティの前では、「こんな父親になるな」と歌えるのに、息子の前では父親であろうとする。フランク・ジュニアもフランク・シニアも、とても不器用で、愛情深い人なのです。

 

 

フランク・ジュニアの「ミュージカルだ!」から始まる、オープニング「Live in Living Color」

この時フランク・ジュニアは、コートの下に紫のベストを着て、アンサンブルと共に軽快に歌い、踊ります。オープニングでありつつ、フランクの輝かしい経歴の証明でもある。この時のフランク・ジュニアはまだ、父親が亡くなったことを知りません。「Live in Living Color」の通り、鮮やかで華やかなフランクの半生を描いたシーンです。まさにバターの上に立つネズミ。

一方、終盤空港でFBIに囲まれ、逮捕されるシーン。シーンの構成は同じでも、この時のフランク・ジュニアはベストを着ていません。アンサンブルもいないし、軽快に踊ることもない。このシーンは、容疑者フランク・ジュニアの想像する「これからの未来」のようなものに思えてなりませんでした。ミルクの中で死を待つネズミ。

でもそれは同時に、偽りだらけの人生との別れの瞬間でもある。もう嘘をつかなくても良い。フランク・W・アバグネイル・Jr.として、堂々と街を歩いていける。だからこそフランク・ジュニアは孤独に、清々しく「Good bye」を歌い上げたのだと思います。

この複雑で繊細な感情を伸びやかな歌声にのせて演じきった岩本さん、本当にすごい。岩本さんのミュージカルを、ひいては岩本さんの演技をもっと見たいと思いました。

 

また、このミュージカルのもう一つのテーマでもある、フランク・ジュニアとハンラティの「奇妙な友情」。なぜハンラティとフランクは友情を育んだのか。それは、ハンラティがフランク・ジュニアの「本質」に気づいていたからだと思います。

最初のクリスマスの電話のシーン。ハンラティは、自分を逮捕しようと躍起になっている刑事に電話をかけてきたフランク・ジュニアに「話し相手が欲しかったんだろう」と語りかけます。図星だ。

フランク・ジュニアが小切手詐欺を始めたのは、両親の離婚が原因です。

離婚の原因は何か、お金だ。

お金があれば、住み慣れた家があれば、キャデラックがあれば、父さんと母さんは再婚して、またクリスマスに二人でダンスを踊るだろう。

ただ、また家族3人でクリスマスを過ごしたかっただけのです。幼くて、単純で、愛おしい理由です。

でも実際は、クリスマス・イブは一人だし、話す相手もいないから、自分を追う警察官に電話する。寂しがり屋な一人の少年なのです。

終盤、逮捕される直前に歌うフランク・ジュニアは、孤独です。愛する父親が亡くなったことを聞かされ、母は再婚し、もう自分が望んだ家庭に戻ることはできなくなってしまった。

18歳の、大人と呼ぶにはあまりに未熟なフランク・ジュニアは、また一人になってしまう。

そこに手を差し伸べたのは、カール・ハンラティです。ハンラティもまた、家族を失って孤独なクリスマス・イブを過ごしている。一人で過ごす者同士だからわかる、フランク・ジュニアの本当の姿が、ハンラティには見えていたのではないかと思います。

警察官と容疑者として、手を握ることはできないけれど、(手錠で)手を繋ぐことはできる。フランク・ジュニアとハンラティの友情は、父親と息子の間に生まれる親愛のようでもある。家族だけれども、親友のような、ライバルのような。隣り合って手を繋ぐというよりは、背中を預けるような、互いに対する信頼と愛情。フランク・ジュニアとハンラティは、擬似親子のようであり、唯一無二の親友でもある。ルパンと銭形警部の間にくすぐったくなるような友情を感じるのに似ているような気がします。

 

自分で書いといてアレですが、こうやって書くと全然幸せにならないミュージカルに見えるな…。でも安心してください。シリアスなシーンもあるけれど、ベースはコメディでハートフルなミュージカルですから。岩本さんがさまざまな媒体で言っているように「見た人の人生が鮮やかになるような」ミュージカルだと思います。まさに、Live in Living Color。

フランク・ジュニアは、生きる上でとても大切なことを言っていました。

「堂々としていればいい。怯まなければ、怖くなんてない」

信用は後からついてくる。まずは自分が、その人物になりきること。フランク・ジュニアはあらゆる場所で、「〇〇にしては若いな」と言われていましたが、それに対して「よく言われます」と答えていました。フランク・ジュニアがパイロット然、医師然、捜査官然としていたから、「よく言われます」で乗り切ることができたのです。これって大事なことだと思う。自信があろうとなかろうと、まずはその人物で「ある」こと。これをフランク・ジュニアは理解していたんだと思います。

16歳にしてその姿勢に気づいたのは、彼のバックボーンゆえかもしれない。でもそれは決して不幸な結果を生んだだけではなく、彼の人生を鮮やかに彩った。16歳の何者でもない「子ども」だからこそ、パンナム航空の副操縦士フランク・テイラーにも、アトランタ総合病院の医師フランク・コナーズにも、シークレットサービス捜査官のバリー・アレンにもなれたのです。

 

 

以下、雑多な感想。一気に語彙力がなくなる and ネタバレがひどくなるよ!(8月13日夜公演の内容です)

【1幕】

・フランク・ジュニアもカール・ハンラティもとんでもねぇスタイルしてるな!?

・ティアドロップのサングラス、令和イチ似合う。

・「ミュージカルだ!」可愛い!!!!!!!この時点でチケ代にお釣りがきます

・最初のLive in Living Colorを聞いた瞬間、「歌うま!?!!!????」ってなった。元々うまいのは知ってたけど、さらに真っ直ぐに伸びる歌声で一気に心を掴まれた。あれは恋だ…。と同時に、ボイトレ頑張ったんだなぁ…と思って泣きそうになった。早いよ

・初っ端から岩本さんの表情筋がイキイキイキイキしてて最高だった。シェリル・アンにビンタされるのもおでこに皺寄せるシーンも最高に可愛かった。

・あっけらかんと「女の子が好きだから!」、こんな自担が見たかった2022。

・0番でバク転を決めるフランク・ジュニア、あまりに脚が長くて。

・両親のダンスを見るシーン、テレビの上に肘乗っけて見ているのが16歳より若いというか、ちっちゃい子だ…。

・ポーラ役の春野寿美礼さん、立ち姿がすごく美しかった。

・フランス語!喋った!?

・紫のジャンパー、似合いすぎやろ。

・フランキー、私が養うから私のところにこない?(こないよ)

・「スポンサーからのお知らせ」アンサンブルの皆さんのショーが終わって、手をアンサンブルの方に向けて小さく拍手するシーン。フランク・ジュニアの中に岩本さんの可愛さが溢れていて叫びそうになりました(絶対にダメ)。

・アンサンブルの皆さん、脚が綺麗すぎる。脚痩せ頑張ります…。

パンナムパイロットについて取材するシーン、メガネにカメラに左手にノート持って取材というよりはカメラ小僧のええとこのお坊ちゃんみたいで可愛いが溢れた。いくらでもID渡しちゃう(絶対にダメ2回目)。

・「ジェット・セット」で、ギラギラのパイロットジャケット着て登場するだけで拍手もの。あのギラギラを着こなしてラインダンスするの、走馬灯で見たい光景。

シェリル・アンの「お誘い」に「え〜☺️わからないなぁ〜」ってニヤニヤモダモダするシーン。ディカプリオのフランク・ジュニアはスマートに(見えるように)振る舞ってたのに、岩本フランク・ジュニアは全然ドキドキニヤニヤしてて可愛かった。BGMはキャンディーズの「年下の男の子」で行こう。

・父親とレストランで会うシーン、「朝食」を「ちょうそく」って噛んで言い直してたの、「舞台は生モノ」を感じてめちゃくちゃ興奮した。

・「ミルクとバター」フランク・シニア役の岸祐二さんとのデュエットが美しかった…。バリトン(?)のフランク・シニアの声に重なるフランク・ジュニアの声の伸びやかさ。

・ハンラティの吉田栄作さん、ダンディでチャーミングで仕事一筋のFBI捜査官なんてみんな好きでしょ。何より顔が吉田栄作やし

・お子様味覚でFlash愛読者でおっぱいフェチ!最高!

・ホテルでのフランク・ジュニアとハンラティの邂逅。このシーンが個人的にものすごく好きなのでミュージカルでも見れてよかった。咄嗟に「シークレットサービスバリー・アレン」と名乗り、銃を構え続ける(=片手が塞がっている)ハンラティに財布を投げ渡し、窓の外を見せフランクは逃げたと思い込ませる。証拠がルームキーパーに片付けられないようハンラティに部屋の見張りを頼み、自分は印刷機を持って堂々と部屋から退散する。鮮やかな「信用詐欺」にメロメロになっちゃった。逃げ遂せるってまさにこれ。(すみませんキャラクターとしての信用詐欺師が大好きなもんで…)

・その後ベッドの上で飛び跳ねるハンラティめちゃくちゃ可愛かった。

・「一番好きな日」電話越しに話すシーン。舞台上では隣り合って話しているのに。フランク・ジュニアは窓を見上げていて距離をちゃんと感じた。電話を切る寸前にフランク・ジュニアが小さく手を振ったのもよかった。ちゃんと別れの挨拶をしてから電話切るのね。

 

【2幕】

・リバーベント・アパートは今でいう「パリピ」の集まりで、そこに馴染めないフランク・ジュニアはやっぱり子どもなんだよな。あと人が思うよりシャイなんだと思う。

・「ドクターの言いなり」セクシーでBitchなナースがいっぱい出てきて最高だったな(エロ親父感想はNO)。歌詞ちゃんと読みたい。多分とんでもない

・モエカレポーズ、してた?

・ブレンダの登場、まごうことなく絶対的ヒロインの登場で最高に可愛かったし、「コナーズ先生!」という第一声で彼女の生真面目さがわかった。由依ちゃんすげぇよ。

・血がダメなのに救急外来の監督任されたフランク・ジュニア。研修医の前で堂々とえづいてて可愛い!!!

・Bitchなナースに膝枕されてる!!!最高!!!

・O型Rhマイナスの輸血パック、見つかってよかった。し、輸血パックの血もダメなのかいフランク・ジュニア。

・スライサーで指スパーンやっちゃった患者見て右手がその形になっちゃうフランク・ジュニア愛おしすぎる。そのままブレンダにキスしようとするのも可愛かった。

・「世界の七不思議」アラジンの魔法の絨毯のシーンみたいでよかったなぁ…。ひかるは今すぐアラジンをやりなさい。すごくピュアで可愛らしいシーンでした。見る人によると思うけど、そんなにアダルトな雰囲気ではないように感じました。あと背中がデケェ。

・ストロング家のシーン、次から次へと嘘を紡ぐフランク・ジュニアの「巧さ」。何が素晴らしいって一本調子ではないところ。ちゃんと感情が含まれているからこそ、人はその嘘に気付けない。

ルター派であると嘘をつき、ブレンダの母キャロルにお祈りをお願いされるシーン。二匹のネズミの話をして誤魔化すんやけど、「ニヒキノネズミガァミルクノナカニオチタァ…」って独特の訛りというかカタコトで話してて可愛かった。ちょいちょいキャロル役の生田さんが「ネズミ…」って合いの手入れてるのも面白かった。

・ストロング家、父と母と一人娘。自分の家族構成と同じなのにフランク・ジュニアにはすごく幸せな家庭に見えたんやろうな。自分の理想と、理想の中で育ったブレンダだからこそ、フランク・ジュニアは結婚を申し入れたんやと思う。

・結婚式の途中で、ブレンダに真実を伝えるシーン。あんなに切羽詰まっているフランク・ジュニアはそれまでのシーンでは見れなくて、余計にフランク・ジュニアの焦りを感じた。「どんな僕も愛してる?」とブレンダに確認するシーン。そこで、フランク・ジュニアは「フランク・ウィリアム・アバグネイル・Jr.」を愛してくれる人に会いたかったということが伝わってまた苦しかった。

・「Fly,Fly Away」ブレンダ役の由依ちゃんの歌声に鳥肌ぶわーって立った。ブレンダは間違いなく、彼の名前がどうであれフランク・ジュニアを愛してたんよね。

・父親との最後のシーン、もうフランク・シニアは息子の方を見ていなくて、父親とのすれ違いを感じて苦しい。

・マイアミ空港のシーン、あそこに居合わせてしまったブレンダの心情を思うと…。ブレンダ幸せになって…。ブレンダは俺が守る…。

・「Good bye」一番苦しかった。舞台の上でピンスポを浴びて歌う姿。もがいていたネズミはミルクの海に溺れた。世界に一人ぼっちになってしまったような孤独と、全てに対する諦観を感じさせる岩本さんの表現力に脱帽。

・小切手もお金も、一人ぼっちならなんの意味もない。フランク・ジュニアがお金を手に入れるのはあくまで「家族」のためだった。そういうところが、純粋な子どもで、憎めない。手を差し伸べたくなってしまう。

・手錠をはめられたら、もう誰も抱きしめられない。だからハンラティが自分の左手に手錠をかけて、フランク・ジュニアとハグした瞬間泣いた。きっとフランク・ジュニアは誰かに抱きしめてもらいたかったんだよね。

・「いつまでも二人で(嘘みたいな話)」涙を堪えながら見た。すごく明るい歌なのに、肩を組んで歌う二人が眩しくて。あの瞬間、容疑者と捜査官ではなく、

ルイジアナの司法試験に受かった秘策。ネタバラシされたハンラティのリアクションが完全に「友だち」に対するそれで、仲良しじゃん…って思った。

・ブレンダ…、結婚したのか…?俺以外のやつと…。

・出演者の方々が次々に出てきて挨拶する場面、女性キャストの皆さんの立ち姿がすごく美しくて見習おうって思った。

・カーテンコールの挨拶、岩本照として出てきたのに「ありがとう」で一瞬フランク・ジュニアに戻るのが可愛かった!!!!!拍手!!!!!!!!

 

私可愛いしか言ってないな?

でもそれくらい、舞台の上には刺激的で鮮やかなハイティーンを過ごしたフランク・W・アバグネイル・Jr.がいました。

素直で純粋で、ちょっとオマセな16歳の少年の鮮やかな人生を、岩本さんは生きていた。

稀代の詐欺師だったフランク・W・アバグネイル・Jr.がいかに「人たらし」だったかがよくわかるミュージカルでした。岩本さんのファン、横山由依さんのファン、吉田栄作さんのファン、ミュージカルファン、オーケストラファン…。諸々を問わず、あの場所にいた人はみんなフランク・ジュニアの虜になったと思います。虜になったのは、演出やストーリーだけではない。岩本さん自身が持つ、「人を惹きつける魅力」が存分に発揮された結果だと思います。0番で伸びやかな歌声を響かせる岩本さんの姿に、たくさんの人が「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」の世界に取り込まれたことと思います。私だってあの瞬間「プレイボーイのフランク・W・アバグネイル・Jr.」に恋するモブ女になったもんね

改めて、はじめてのミュージカル体験が「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」でよかった。

観劇から数日経ちますが、もっかい見たい私と少しでもたくさんの人に岩本フランク・ジュニアに「たらされて」欲しい私がずっと戦ってます。世界に羽ばたけ岩本フランク・ジュニア!!!!!!!!

 

最後になりましたが、キャストの皆さん、スタッフの皆さんが誰一人欠けることなく、千秋楽まで駆け抜けられますように。見た人の人生が、少しでも鮮やかになりますように✈️

 

 

 

岩本照さん!誕生日おめでとう!

岩本照さん、29歳の誕生日おめでとうございます!!!!!!!!!!

 

今年も誕生日ブログを書いてみることにしました。去年の誕生日は、私がSnow Manにハマってちょうど1年くらいだったこともあって、17000字超えの激重ブログを書きました。

 

utamaro.hatenadiary.jp

 

でも正直、このブログを書いたときより今の方が好きな自信がある。

もう28個じゃ収まらないくらい好きなところが増え過ぎました。

 

というわけで、岩本さんの28歳の一年間をざっくり振り返りながら愛を叫ぼう!スタート!!!

 

 

  • ひかる、振り付けで才能を開花させすぎな件について。

振り付けのお仕事、やり過ぎじゃない?(誉め言葉)。ざっくりこの1年のリリース曲で岩本さん振り付けの曲をまとめました。(公式で振り付けがわかる動画がある場合はリンクを貼りました。見てね。あとなんか抜けてたりしたら教えてほしい)

 

・YumYumYum ~Spicy Girl~ (4thシングル HELLOHELLO収録曲、モスバーガー2021年夏「スパイスサマー」タイアップ)

www.youtube.com

・EVOLUTION (1stアルバム Snow Mania S1収録曲)

www.youtube.com

www.youtube.com

 

・Sugar (1stアルバム Snow Mania S1収録曲)

 

・Infighter (1stアルバム Snow Mania S1収録曲)

www.youtube.com

 

・ADDICTED TO LOVE (1stアルバム Snow Mania S1収録曲 岩本照、ラウール、佐久間大介ユニット曲)

1:49〜

youtu.be

 

・REFRESH (6thシングル ブラザービート収録曲、ミンティアCMタイアップ曲)

www.youtube.com

 

※ Wildfire 振り付け(IMPACTors 滝沢歌舞伎ZERO2021新曲)

www.youtube.com

 

Fighter  振り付け(IMPACTors  滝沢歌舞伎ZERO2022新曲)

 

 

そのほかにも2021年3月19日放送「MUSIC STATION」Crazy F-R-E-S-H Beat披露時に、Snow Man9人+IMPACTors7人の振り付け作ってるし(アシスタント基くん)。2022年1月10日放送「さんま・玉緒のお年玉!あんたの夢をかなえたろうかSP 2022」では、Snow Manと一緒に踊りたい少年のために新たにソロパートを増やしたCrazy F-R-E-S-H Beat を作ってる。

 

いや、多すぎん?

 

8曲て。2か月に一つ以上のペースで作ってる。そういうもんなの?

最近では、Youtubeだけではなくテレビ番組でもその振り付けの特集が組まれるほど。

振付師・岩本照への期待値がどんどん上がっているのだろうなと思います。

その期待値を、ことごとく超えてくる。

 

岩本さんの振り付けといえば、なんと言っても唯一無二なかっこよさとちょっと気持ち悪いところ。

「Infighter」曲のキモとも言えるサビでセンターのふっかさんが棒立ちになったり、(これは岩本さんがふっかさんをセンターに置くからできることだと思ってる)

「EVOLUTION」で、今やSnow Manのアイコンの一つともなった歌舞伎の「見得」を盛り込んでいたり、

「Sugar」や「ADDICTED TO LOVE」での、マイケル・ジャクソンを彷彿とさせる振り付け。

多彩すぎてひれ伏すしかない。

さらに私が好きなポイントが二つほどあって、

・手話を振り付けに入れているところ

・プロが考える視点が、学ばずとも叩き込まれていて尚且つ効果的なアウトプットができることころ

の二点が本当に好き。

 

まず「手話を振り付けに入れている」ですが、

なぜ岩本さんが手話を振り付けに入れることを考えたのかはわかりませんが、言語をダンスに取り入れるのってすごく難しいことだと思うんですよね。さらに言えば、言語が介在しないものだからこそ、ダンスは全世界共通のエンタメとして確立されたんじゃないかとも思えるのです。

ではなぜ「手話」なのか。私は、シンプルに言葉がダンスに乗るからだと思っています。歌詞+手話での振り付けによって、より歌詞の意味が強くなるだろうし。耳が聞こえない人が見ても、文字だけの情報ではない歌詞を見ることができるんですよね。手話が入ることによって、無音でも「歌詞が見える」曲にすることができる。ある種のユニバーサルデザインじゃないでしょうか。

手話の知識がある人がみたら、「お、手話入ってる」って思われるだろうし、手話わからない人が見ても「おしゃれな振り付けやな」って思ってもらえる。わかる人にはわかるし、わかった時に新たな楽しみ方ができる振り付けをする人だなと思っています。

 

二点目、「プロの視点が学ばずとも叩き込まれていて効果的なアウトプットができる」については、プロの解説を見た方が早いと思うのでYouTube見てください。

youtu.be

youtu.be

2021年8月8日放送の「関ジャム∞完全燃Show」にて、激アツCFB解説をしてくださったTAKAHIROさんの解説です。

余談やけどこの時に同じくゲストとして出演されていたyurinasiaさんが、ブラザービートでSnow  Manに振り付け提供してくれたの胸アツ展開すぎる。やはり「良」と「良」はつながるのよ。

 

私はダンス素人なので、プロから見た岩本照の振り付けの凄さというのも素人目線でしかわからないのですが、とにかくすごいことはわかる。

例えば、「視線誘導」、そんなもん考えたこともないわ。でも解説動画見てから改めてMVを見ると、まんまとその誘導にはまっているんです。

目から顔全体、上半身、下半身、つま先までつなぎながら。かと思えば大きな動きがくる。ソースがないのですが、岩本さんの振り付けは「次の展開を予想させないこと」が大きな核としてあるって誰か言ってた気がするんですよね…。(小声)(誰かソースくれ)

 

んで何がすごいって、本人はプロの解説を聞いて「そんなこと意識したことなかった」っていうとこ。好き!!!!!!!!!!!!!!

生まれながらにしてなのか、積み上げた経験からなのかわからないけど、プロがめちゃくちゃ考えて作るであろう、理論のたくさん盛り込まれた振り付けを、1時間くらいで作っちゃうんですよ。本当にジャニーズにいてくれてありがとう。

 

ここからは私の意見なのですが、2022年3月27日放送の「それSnow  Manにやらせてください」高校生との即興HIPHOPダンス対決で審査員の方が「(Snow Manは)フォーメーションの幅広さがすごい」みたいなことをおっしゃっていたのが印象的でした。おそらく高校生チームはどうしても中央に寄りがちになってしまうけど、Snow Manは縦横斜め全てにフォーメーションが組めるのが展開に幅広さを持たせていて良い、と解釈しました。

これって360度全てが観客になるアイドルならではの視点なんだろうなと思ったんですよね。

私はジャニーズしかアイドルのライブがわからんのでジャニーズベースで話しますが、一番でかいのはセンターステージがあることじゃなかろうかと思うのです。前にも横にも後ろにも、上から見るお客さんもいる。お客さん全てに「かっこいい/可愛い」と思ってもらうにはどう動けばいいかが叩き込まれているんではないでしょうか。

フォーメーションの幅広さで審査を下すというのはある意味残酷だなと思いつつ、めちゃくちゃプロの視点だな…と見てて思いました。

そしてその中心で、振付師の方と共同で動いていたのが岩本さん、惚れるしかねぇ。

ダンスに対するこだわりとか、良いものを作るという意識の高さがあるからこそ、妥協なしにメンバーにもガンガン口出しするんだろうな。プロ意識のある大人、本当にかっこいいです。

 

  • 感情が豊かすぎる件について

28歳の岩本さんは、笑ったり怒ったり泣いたり拗ねたりちょっかいかけたり大変表情豊かな一年でした。

去年それスノで「リアクションが薄い」とか言われたりしてたけど、リアクションと感情の豊かさは比例しないと思うんですよね。(シンプルにオモロねぇなと思ってる可能性もある

「SASUKE」や、「さんま・玉緒のお年玉!あんたの夢をかなえたろうかSP 2022」では綺麗な涙を流し、「映画おそ松さん」では埼玉をいじられて拗ね、Behind the Scenesではカメラに映らないという謎ムーブを確立した岩本さん。9人の現場ではいつも静かに笑っている岩本さん(雨ニモマケズ?)

こんなに感情豊かな人なのにそれが引き出せないのはシンプルに制作側の技量では?聞いてるかそ○○ノ?

 

岩本さんの感情の発露の仕方は、素直に育ってきた人のそれだなぁと思います。

29歳の岩本さんにも、いっぱい笑って、いっぱい嬉しい涙を流して、いっぱい拗ねてほしい。

 

  • 体力おばけ

28歳の岩本さんのスケジュール、どうでしたよ。

滝沢歌舞伎ZERO2021

・HELLO HELLOプロモーション

・映画おそ松さん撮影

・Snow Mania S1プロモーション

・全国ライブツアー

無人島脱出

・Secret Touchプロモーション

・SASUKE

ボルダリング

・モエカレはオレンジ色 撮影

ブラザービートプロモーション

滝沢歌舞伎ZERO2022

(順不同)

 

頭おかしいよ

どうしたら人間こんなスケジュール組めるんだよ。人の心あるか?

29歳になったらすぐモエカレ主題歌「オレンジKiss」のプロモーションが始まって、モエカレが公開されて、と思ったらCatch me if you canが始まるんでしょ。怖すぎるわ。

加えて多分次のシングルに向けた振り付けや、日々の仕事(YouTube撮影や雑誌取材など)も並行してやってる。

頭おかしいよ(2回目)

 

去年くらいからちゃんと寝れてるのかな…?って心配してたんですけど、Wink up6月号で、

寝られないとかじゃなくて、寝る前にやらなければいけないことがたまってるか、いないかによる。

振り付けを考えたり映像のチェックをしたりとかは、それ用の時間が用意されてるわけじゃないから、自分の時間の中でやらないといけなくて。

 

偉い人!!!岩本さんに深夜残業手当を!!!!!!!!!!!!!!!

本当に、岩本さんのお給料に反映されてるか心配で…。誰にもできることじゃないことだからこそ、その人には相当の対価が支払われていてほしいと思うんですよね。(これは職業や年齢を問わず)

推しにはなんの懸案事項もなく健やかに最低7時間寝てほしいんですよ。

でも岩本さんそれしなさそう。自分の睡眠時間を削ってでも仕事はきっちり片付けてからしか床につかなそう。

私が誰かを応援する際に心がけているスタンスとして、「応援はする、でも心配はしない」*1というのがありまして。岩本さんのお仕事は全部応援してるんだけど流石に働きすぎて心配になってくる。

 

こんなスケジュールを日々こなしているにも関わらず、自分のライフワークとも言える筋トレは欠かさないのすごいですよね。もう心臓が動くのと同じように組み込まれてしまっているものだと思います。

体力がある人って、シンプルに運動量の多さに耐えられるだけでなく、いかに自分を効率よくオフの状態にして、体力を回復できるかってことなんだろうなと最近思い始めました。HPがレッドゲージになる前、イエローゲージになるくらいできちんと回復呪文を唱えられる人が、本当に体力のある人だと思うようになりました。岩本さんはこれがべらぼうに上手い人なんだろうなと思います。

シンプルに働く人として信頼できるよね。特に体が資本の仕事だからこそ。

 

  • 考え方

anan 3月30日号、皆さん読まれましたか?

今手元になくて原文の確認ができないんですが、「好きになるのに性別は関係ない」って言ってたことがすごく嬉しかったんですよね。2021年好きインタビュートップ5に確実に入るであろうくらい好き。

SDGsの特集号だったのもあって、Snow  Manの考える「エシカル」について知れたのが本当によかったです。だから雑誌としてすごく好きというのもあります。インタビュー端から端までハイライト引きたいくらい好きだった。

環境保護に対して答えるメンバーが多かったけど、みんなそれぞれ興味の分野は違うのがSnow Manの好きなところです。なおかつそれに対してみんな「それは違くね?」とか絶対言わなそうなところも大好き。考え方はバラバラだけど、それに「違う」なんて言わないし。多様性ってこういうことだよな。多様性アイドルSnow Manだ。

話を戻します。

岩本さんは、おそらく根底に「人として尊敬できること」がある人なんだろうなと思っています。性別は二の次、もしくはもっと優先順位として低いかもしれない。「自分はこれが好き、好きに対してこう思ってる」と伝えることって簡単なようですごく難しい。

だからそんな岩本さんが、『ONE LOVE,ONE LIFE』をテーマにしたNYLON  JAPAN4月号の表紙を飾ったのもすごく嬉しかった。中身を読んだら、家族愛、性別に囚われない愛、ペットに対する愛、友情としての親愛なんかの特集が組まれていました。だから、岩本さんの好きなことに対する愛もそうですが、LOVEのアイコンに選ばれたことがすごく嬉しかったです。

岩本さんが「俺はこれがいいと思ってる。俺はこれが好き」って言ってくれることで、救われる人がいたらいいな、と思っています。

 

 

 

28歳の岩本さんも毎日好きでした。

29歳の岩本さんも多分きっと毎日好きです。

まずはモエカレとCatch me if you can、楽しみにしています。

体力おばけなので心配はしませんが、決して無理はしないでくださいね。

29歳の一年間が、岩本さんにとって幸せで、楽しいことに溢れた一年でありますように。

草葉の影からお祈りしております。

 

 

 

*1:学校へ行こう!トニセン流しより、高校受験するとメンバーに告げた井ノ原さんに岡田さんがかけた言葉